Weekly棚田団・8月第4週

08.26

2024年8月26日発行 編集: 水柿大地

Weekly棚田団 Vol.16の今回は8月第4週の棚田の様子レポートします。
まずは待望の「稲穂」が出はじめた現在(8月25日時点)の稲の様子から!

定点観測だとちょっとわかりにくいですが、近づいてみるとしっかりと穂が出てきているのがわかります!

英田上山棚田団として主食用のうるち米の栽培をしてきて、ここまで遅い時期に穂が出たことはなかったためドキドキしながら待ち望んでいました。
現在は上山内のお米の生産者が減ったことから、ため池の水をある程度柔軟に使わせていただけるようになりましたが、基本的に上山では池水を使える期間が6月1日~8月末日までと決められています。
そのため、栽培期間が短くて済む「早生(わせ)」の品種をどの家も作付けています。
地元の方々からは「今年は穂が出ない稲を育てているのか?」と冗談交じりに言われて過ごした夏でしたが…(笑)
これで少しホッとしました。穂、だけに。

稲穂をよく見てみるとたくさんの可愛い白い花が付いているのがわかります。
稲の出穂や開花についての詳細はこちらを参考にご覧ください。
■クボタのたんぼ(出穂と開花)
https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/rice/management/ear-emergence.html

これから先、台風による稲の倒伏が心配なところですが…
心配ばかりもしていられないので、カエルと遊んだり、巨大カボチャを前に談笑したり、上山内の農地を今後どのように管理していくかを上山住民で考えたりして夏の日々を過ごしています。

天気予報を見てわざわざご連絡をいただける稲株主様もいらっしゃいます。
地域外にも気にかけてくれている方々がいることが、棚田団として心強いです。
幸いにも現時点では稲穂が実りきる前で軽いため、倒れる可能性は低いですが、
今後穂が熟して頭を垂れるほどに実ってくると、強い雨風で稲が地面にベターっと倒れてしまうことがあります。そうなると稲が腐ってしまったり、お米が発芽してしまったり、稲刈り作業がしにくくなります。
収穫の日をしっかりと立った姿で迎えてくれるように祈り、稲を応援しながら、引き続き見守っていきます。

なかなか日程を確定することのできなかった稲株主の皆さまとの稲刈りですが、
「10月13日(日)」で確定となりました。
稲刈り作業自体は13日以外にも行います。前後でご都合のつく日程がありましたら、上山現地へお越しいただき、棚田団メンバーに交じって今年の稲株をご自身の手で刈り取っていただきたいです。
9月上旬には稲刈りイベントの参加申込フォームをお送りしますので、ご参加くださいますようよろしくお願いします。

ここまで稲に関する報告がメインとなりましたが、最後に週末の古民家いちょう庵の様子をご覧ください。

8月24日(土)・25日(日)のいちょう庵のカフェ営業のうち、25日には美作市の隣にある西粟倉村から、路草珈琲屋(みちくさコーヒー屋)「U」さんがいちょう庵を間借りしてカフェをオープンしてくれました。

路草珈琲屋「U」
https://www.instagram.com/michikusa_coffee_ya.u/

手廻し焙煎機で焙煎した新鮮な豆を使ったアイスコーヒーや、アイスコーヒー×トニックウォーターなど、変わり種も多数。さらに自家製のティラミスなど普段のいちょう庵とはちょっと違うメニューで立ち寄ったお客さんや上山住民をもてなしてくれました。
またの出店をお待ちしています!

8月の最終週は草刈りウィークな棚田団の様子をお届けする予定です。
7月に開催した稲株主総会のご報告や、秋冬野菜の栽培に向けた「野菜部」の作業スケジュールもご連絡させていただきます。
また来週もよろしくお願いします!

◻️英田上山棚田団と共に棚田のお米作り🌾を楽しめる「稲株主制度」👩‍🌾 お申し込みは、こちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る